世界共通

文化・言語・宗教・教育・生活習慣・・・

この世界には国や地域によって特有なものが多々存在する。

反対に、音楽やスポーツ、ダンスなど、少なからず共通なものも存在する。

そんな中、オーストラリアに来て一番感じた ’’世界共通’’ についてシェアしようと思う。

 

「人の温かさ」

 

1ヶ月前、交通事故で大切な友達を亡くした。

彼は自分にとって欠かせない存在であり、欠けては生きていけないほどの存在だった。

それだけ大切なものを失う恐怖を知らなかった自分は、正直何も考えられなかった。

生まれて初めて目の前が真っ白になった。

一人になるのが怖かったから、誰かと一緒にいたいがために学校に向かった。

学校に着くと、友達のイタリア人が声をかけてくれた。彼女の名前はエレナ。

"Hi Tomo, how's it going?"

自分は何も答えられなかった。

彼女は続けて、

”What happened? You look so depressed”

どうしていいのかわからないまま、事情を淡々と話した。

すると彼女は、黙ったままハグをしてくれた。

"Tomo, I'm sorry. We are all on your side and I'm always here for you. "

彼女は涙をこらえながら耳元で囁いてくれた。

そのあとも先生や他の友達に事情を話した。

みんなハグしてくれて、心の底から温もりを感じた。

国籍も人種も言語も関係ない。

なぜなら、ハグするだけで温もりは感じられたから。

 

話を聞いてくれた人。

一緒に泣いてくれた人。

前向きになれる話をしてくれた人。

隣に座って居場所を作ってくれた人。

沈黙を作って考えさせてくれた人。

泣き止むまで胸を貸してくれた人。

考えすぎないようにって笑わせてくれた人。

 

そこに言語の壁なんてなかったし、文化の違いもなかった。

というより、感じなかった。

 

みんな温かかった。

 

多くの国から人が集まる語学学校で、こんな体験ができたことを幸せに感じています。

 

 ’’世界共通’’ という一言で表すことを正しいとは思わないが、言語や文化、国籍を感じさせない

 

「人」と「人」の関わりを感じることができた。

 

 

いろんなことを考えながら海と山と夕日を見れるNoosa[ヌーサ]にも感謝。

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